チャールズ・ラムとメイリイ・ラムの姉弟が、シェイクスピアの戯曲を、少年少女のためにやさしく、しかし原作に忠実に、言葉を厳選して物語にしたものを、さらに邦訳した本です。
邦訳に当たっても、言葉選びにはかなり気を配られている作品のようです。
役者前がきに「配給だの疎開だのはりきるなどという言葉もつい近ごろできた言葉です。」と書かれているのも時代を感じさせます。
全体的に経年劣化があり、表紙や小口等にヤケや変色、シミ、などが見られます。
裏表紙にはシールのあとのような変色(シール残りや破れはありません)があります。
本文部分では、文字にかかるような激しいシミやヤケは見当たらず、読むのに差し支えはないようです。
また、目立つ折れやヨゴレ、書き込み、破れ等は一見したところ見つかりません。一箇所、ページ隅に折れたあとがありました。